spect1975のブログ

門前薬局で長期勤務歴のある薬剤師です。主には皮膚科関連に強みを持っています

内臓脂肪減少薬「アライ」使用経過報告⑤Last:47日目までおよび現在まで

【方針】「アライ」の効果は、食事から摂取した脂肪の約1/4を抑制し、便として排出することにあります。そのため、脂肪をあまり摂取しない時に服用しても効果は期待できません。したがって、服用は脂肪が多い昼食後と夕食後に限定しました。

また、あまり効果が見られなかっため、最後の10日間ほどは16時間ファスティングも並行して行なっています。

【服用前の腹囲】90.0cm

・1日目(初日服用後日)
体  重:59.9kg
体  脂  肪:25.8%

・28日目(「アライ」を継続することで効果が現れ始める4週間後)
体  重:59.4kg
体  脂  肪:25.5%

・47日目(服用最終日)
体  重:59.5kg
体  脂  肪:25.6%

【服用直後の腹囲】89.8cm

・現在(16時間ファスティングのみ1週間前から再開中)
体  重:59.3kg
体  脂  肪:25.5%
まだしばらくは、16時間ファスティングを続けるつもりです。副作用を考慮すると、アライを飲むよりは断然こちらのほうが楽だと感じます。

 

【服用最終日時点での最終結果】
体  重:-0.4kg
体  脂  肪:-0.2%

【副作用と思われる症状】
脂便と放屁時の油漏れは、不連続的ですがずっと続いていました。特に外出時には常に油漏れの恐怖があり、これが一番キツかったですね。下痢の日も多くあり、肛門付近というより直腸あたりの鈍痛も結構な日にありました。また、少し寝具などにその漏れた油がつくと、いつまでも臭いが残ってしまうのも相当気になりました。ただし、これらの症状は、飲まなくなれば翌日から全くなくなります。

【考察】
結果から見ると、明らかに誤差の範囲内であり、私に対してはほぼ効果はなかったと見て良いでしょう。ちょうど飲み始めた頃に、急に体重と体脂肪率が増えてしまっていたため、その少し前までの平均値が大体47日目の数値くらいでした。やはり作用機序を考慮すると、元々食事において脂肪をそこまで多く摂らない人には効果は薄いのは当然なのかもしれません。私は夕食に脂肪の多い揚げ物などを摂る頻度が高い言え、トータルであると1日脂肪摂取量は平均値より少ないため、効果もほとんど出なかったのだと思われます。もうこれ以上飲んでも無駄だと思い、この辺で中止とします。

副作用に関していれば、下痢をしやすいことと便に油が混じりやすいことを逆手に取るという考えもあります。便秘持ちの人であれば(油漏れは我慢しなくてはいけないですが)より効果が増すのではないかと思います。効果からすると、麻子仁にかなり近いものがあるのではないか?と考えました。

【注意点】
服用に際して一つ注意すべき点があります。それは、脂溶性が高いの薬物を一緒に飲む時です。「アライ」の作用機序を考慮すると、その薬も一緒に一部便として排出されやすくなり、その薬の期待した効果が出ない可能性があります。

実際に私は、マラセチア毛包炎ができたために途中から「イトラコナゾール」という抗真菌剤を併用しました。この薬は食直後でないと吸収が落ちるために、服用時間が同じである「アライ」と同時に服用していました。3週間飲んでもイトラコナゾールの効果がほとんど現れず、医師からもおかしいと言われ倍量に増やしてようやく症状が少し落ち着きました。ただし薬剤師であるならば、上記の作用減弱の可能性をもっと早く気づくべきであり、ここは反省点だと思います。対処として、アライをその期間だけは中止にすべきでした。

【結論】
脂っこいものを常に摂っている方、かつ油漏れにがまんできるのであれば使っても良い。しかも、生活習慣を改善し、それを維持することが前提である。ただし、個人的にはあまり推奨はしません。